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情報管理・監査 / Bestllamの実演

生成AIへの送信前に個人情報を検査する――メールのマスキングと電話番号のブロックを実演

問い合わせの要約やメールの下書きをAIに頼むとき、入力に連絡先が混ざることがあります。Bestllamでは、AIへの送信前に検査し、管理者が決めたルールに応じてマスキングやブロックができます。今回は専用の業務用チャットにルールを設定し、架空の連絡先で実際の判定を確かめました。

実演日:2026年10月23日使用:テナント管理・監査 / ビルトイン検知エンジン

できあがったもの

まずは、完成形を見る

メールアドレスだけを含む文では、該当箇所が「[マスク済み:メールアドレス]」に置き換わりました。電話番号も含めると「送信ブロック」になりました。配布するTXTは検査画面の入力と実際の結果を保存したものです。プレイグラウンドでの試験なので、AIへの送信と監査イベントの記録は行っていません。

架空の公開用データによる実演。左の入力文と、右のマスキング後の文を見比べられます。

入力文に「個人情報を隠して」と書くだけではない

この実演のポイントは、文章の作り方ではなく、AIへ渡る前の検査です。利用者が毎回「メールアドレスを隠して」と頼まなくても、設定済みの監査ルールに沿って入力を判定します。

Bestllamの監査にはビルトインの簡易検知とPII-FI連携があります。この記事で実際に操作したのはビルトインです。PII-FI連携は接続先や運用設定を含めて用意する方式で、今回の検査結果とは区別しています。

1. 業務用チャットに、情報の種類ごとのルールを設定

管理者の監査画面から、公開記事用に作った「展示会フォロー」のワーキングセットだけを対象に設定しました。会社全体へ一律にかけるほか、ワーキングセットや道具を対象にルールを設けられます。業務ごとに送信する情報の性質が違う場合にも整理しやすくなります。

今回はメールアドレスを「マスキングして送信」、電話番号を「ブロック(送信不可)」にしました。実際の運用では、何を記録し、何を止めるかを社内の情報管理方針に合わせて決めます。

実演用の2つのルール。対象は専用ワーキングセットのみ。
検知する内容今回の動作用途
メールアドレスマスキングして送信文章の内容を残し、連絡先を伏せる
電話番号ブロック(送信不可)この業務では送信させない
管理画面に追加した2つのルール。検知対象と動作を別々に設定できます。

2. メールアドレスが伏字になることを確かめる

「プレイグラウンド」で対象のワーキングセットを選び、以下の架空の文章を入力して検査しました。結果には検知した種類、適用された処理、AIへ渡すテキストが表示されます。

demo@example.comがメールアドレスとして検出され、「[マスク済み:メールアドレス]」に置き換わりました。前後の文章は残っています。検査前と検査後を見比べられるので、ルールを設定しただけで終わらず、意図した処理になるか確かめられます。

試せる依頼文
公開用の架空サンプルです。
担当者への連絡先は demo@example.com です。
このメールアドレスを含む文章を要約してください。

この文章は監査プレイグラウンドの検査欄へ入力します。通常のチャットへ送る依頼文ではありません。

3. 電話番号を追加すると、送信ブロックに変わる

続いて、ダミーの電話番号090-0000-0000とメールアドレスを含む文で検査しました。電話番号にはブロック、メールアドレスにはマスキングのルールが適用され、全体の判定は「送信ブロック」になりました。

同じ入力に複数の種類の情報が含まれていても、検出結果と適用された処理を確認できます。利用者は、送信が止まった理由を読んで、不要な情報を入力から除くか、管理者へ相談できます。

電話番号とメールアドレスを含む架空の入力。電話番号のルールにより、全体が送信ブロックと判定されました。

4. 社内の使い方に合わせて、検査と見直しを続ける

導入時には、実際の業務に近いダミーの文章で、止めたい情報と送ってよい情報を試します。記録のみ、警告、マスキング、ブロックといった動作を、業務の必要性に合わせて使い分けます。

プレイグラウンドは送信時と同じ判定を試せる画面ですが、AIへは送らず、監査イベントも残しません。今回確認したのは入力テキストの検査です。添付ファイルそのものを一律に伏字へ書き換える実演ではありません。

監査を設定しても、あらゆる機密情報を必ず見つけるという意味ではありません。社内のルール、入力内容の確認、検知設定の見直しを組み合わせて運用してください。

よくある質問

簡易監査とPII-FIの両方がありますか?

監査画面にはビルトインの簡易検知とPII-FI連携の選択肢があります。この記事はビルトインでの実演です。PII-FIの利用には接続環境などの設定が必要です。

利用者が毎回マスキングを指示する必要がありますか?

設定された監査ルールで送信前に検査する仕組みです。今回も入力文にマスキングの指示は書かず、管理画面のルールでメールアドレスが伏字になりました。

検査を試すだけでもAIへ文章が送られますか?

今回使った監査プレイグラウンドでは、AIへ送らずに判定と処理後のテキストを確認できます。通常のチャットの送信操作とは異なります。

業務ごとに検査内容を変えられますか?

検知ルールの対象をワーキングセットなどで分けられます。今回も専用の「展示会フォロー」だけを対象にしました。設定は管理権限のある担当者が行います。

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