集計・分析 / Bestllamの実演
CSVの日付・数値を整え、重複と入力ミスを分けてダウンロードする
日付の書き方が混ざり、数字には桁区切り、同じ行が重複している。集計前のCSVには、こうした下準備が必要になることがあります。今回はBestllamのAIエージェントにコード実行を依頼し、整形できる行と、人が確認すべき行を別々のファイルへ分けました。
できあがったもの
まずは、完成形を見る
8行の入力から完全重複1件を除外。正常な5行は日付・数値・金額を整え、数量が「abc」の行と日付が空の行は元の値と理由を残しました。取得したCSVを確認すると、5行の金額合計は4,850。検証レポートの件数・合計と一致しています。
1. 直してよい項目と、確認へ回す条件を決める
実演に使ったのは8行の架空データです。日付をYYYY-MM-DDに統一し、数量と単価を数値にして、数量×単価の金額列を追加するよう指定しました。
一方、日付の欠損や数値ではない数量は推測で補いません。同じIDというだけで削除せず、完全に同じ行だけを重複として除外する条件も付けています。
架空の売上CSVの整形を、コード実行を使う作業として進めてください。整形済みCSV、要確認行CSV、検証レポートTXTを実ファイルで納品してください。日付はYYYY-MM-DD、数量と単価は数値、金額=数量×単価。完全に同じ行だけ重複除去。日付欠損・数値でない数量は推測で補わず、元の値と理由を要確認行へ。件数と合計金額を検算。 id,date,item,quantity,price A001,2026/10/1,ノート,2,"1,200" A002,2026-10-02,ペン,3,250 A002,2026-10-02,ペン,3,250 A003,2026年10月3日,ファイル,1,480 A004,2026/10/04,ノート,abc,1200 A005,,ペン,2,250 A006,2026-10-05,付箋,4,180 A007,2026/10/06,封筒,5,100
2. 表示された表だけでなく、3つの実ファイルを受け取る
「AIエージェント」で依頼すると、CSV整形と検証レポート作成のタスクが表示され、完了後に3つのダウンロードリンクが出ました。本文に表を返すだけでなく、別の集計作業へ渡せるCSVとして受け取れる点がポイントです。
今回は「コード実行」を使う依頼として送りました。AIが考えた修正方針だけを受け取るのではなく、実ファイルを開いて結果を確かめています。
3. 件数が消えていないか、元の値が残っているかを検算
元の8行から重複1行を除くと7行。その内訳が整形済み5行と要確認2行であることを確認しました。整形済みCSVの金額は2,400、750、480、720、500で、合計4,850です。
要確認行には、A004の数量「abc」とA005の空の日付が残り、それぞれ理由が記録されていました。欠けた値を埋めたように見せず、人が戻って確認できる形です。
| 確認対象 | 実際の結果 |
|---|---|
| 完全重複 | A002の同じ行を1件除外 |
| 日付の統一 | 2026/10/1 → 2026-10-01 |
| 桁区切り | 1,200 → 1200 |
| 数量の誤入力 | A004を元の値abcとともに要確認へ |
| 日付の欠損 | A005を空欄のまま要確認へ |
| 件数の照合 | 5件 + 2件 = 7件 |
4. 集計の前に、データの受け渡しルールをそろえる
受注一覧やアンケートなどに応用する場合も、日付形式、重複の判定単位、空欄の扱いを先に伝えます。判断できない行を別に出すと、集計に進める部分と確認する部分を分けやすくなります。
この実演は8行の小さなデータです。大量ファイルの処理時間やあらゆる文字コードへの対応を示すものではありません。実務では出力件数、ID、合計を元データと照合してください。
よくある質問
普通のAIに整形方法を聞くことと何が違いますか?
この実演ではBestllamのコード実行を使い、整形済みCSVと要確認CSV、検証TXTの実ファイルまで受け取りました。修正方針の説明だけで終わっていません。
入力ミスは自動で正しく直せますか?
正しい値を推測できないものは、今回のように要確認へ分ける方が適しています。数量abcや日付の欠損は補完せず残しています。
同じIDの行はすべて削除されますか?
今回の依頼では完全に同じ行だけを重複除去しています。IDだけでの名寄せなど、別の条件を使う場合は明記し、結果を確認してください。
3つのファイルをダウンロードできますか?
この記事の「できあがったもの」から、実際に取得した3ファイルをダウンロードできます。すべて架空の売上データです。