集計・分析 / Bestllamの実演
アンケートの自由記述を分類して、改善案までまとめる
アンケートの感想は集まったけれど、どこから手を付けるか迷う。Bestllamに自由記述と集計のルールを渡し、カテゴリ・件数・改善案へ整理しました。今回は架空の文具店の12件を使い、提案の根拠を回答番号までたどれるようにしています。
できあがったもの
まずは、完成形を見る
「品揃え・在庫」4件、「接客・サービス」3件、「会計・待ち時間」3件、「売場案内」2件に分かれました。レジ応援、在庫・入荷予定の案内、表示の改善が提案されています。下のファイルは、実際の回答本文をそのままテキスト保存したものです。
1. 各回答に番号を付けて渡す
今回は12件なので、ファイルにまとめる前にチャット本文へ貼り付けました。各行に01〜12の番号を付けています。この番号があると、分類の根拠を元の回答に戻って確認できます。
1つの感想に複数の話題が含まれることもありますが、この実演では主なカテゴリを1つだけ割り当てるルールです。複数カテゴリを許すなら、合計件数が回答数を超える場合もあるので、最初に集計の方法を決めてください。
架空の文具店アンケート12件を分析してください。1件に主なカテゴリを1つ割り当て、件数を集計し、優先して試す改善策を3つ提案してください。回答番号を根拠として示してください。少数サンプルなので全顧客への一般化はしないでください。 01 店員さんの説明がわかりやすかった 02 土曜日のレジ待ちが長い 03 ノートの種類が豊富でよかった 04 欲しいペンの替芯が欠品していた 05 ギフト包装が丁寧だった 06 夕方は会計に時間がかかった 07 商品の場所がわかりにくい 08 スタッフが替芯を探してくれた 09 ノートの色が選べてうれしい 10 売り切れ商品の入荷日を知りたい 11 レジが混んでいて購入をやめた 12 案内表示が小さく見つけにくい ファイル作成は不要です。件数の表にはカテゴリ、件数、該当する回答番号を入れ、12件すべてが重複なく分類されていることを確認してください。改善案は根拠番号付きで示してください。
実演で送った分類依頼と、本文で回答する追加依頼をまとめた再現用プロンプト。
2. 件数だけでなく、分類された中身を見る
4+3+3+2で合計12件。回答番号も01〜12が一度ずつ登場していることを確認できました。
最多の「品揃え・在庫」には、品ぞろえへの好意的な感想と、欠品への不満が一緒に入っています。このカテゴリが4件だからといって「在庫への不満が4件」とは読めません。番号をたどり、内容の違いを確かめるところまでが分析です。
| カテゴリ | 件数 | 回答番号 |
|---|---|---|
| 品揃え・在庫 | 4 | 03、04、09、10 |
| 接客・サービス | 3 | 01、05、08 |
| 会計・待ち時間 | 3 | 02、06、11 |
| 売場案内 | 2 | 07、12 |
3. 改善案と、その根拠を対応させる
レジ応援は02・06・11の待ち時間や購入断念、入荷予定の案内は04・10、表示の改善は07・12を根拠に提案されました。どの感想を受けているのかが分かるので、担当者同士で検討しやすくなります。
ただし、この12件だけで全顧客の傾向や改善効果が分かるわけではありません。店頭の観察や実際の待ち時間と合わせて、まず試す候補を決める材料として扱います。
次は、実行する人が使える形へ
そのまま同じ会話で「1週間で試せる施策だけに絞って」「担当者と確認項目を付けて」と依頼できます。今回の分類は主題によるものなので、次の段階で「好意的な意見・不満・要望を別々に数えて」と視点を変えるのも一案です。
公開した回答本文には、件数の表と3つの改善案を収めています。読者が自分の回答データに置き換えて試せるよう、上の依頼文はコピーできます。
よくある質問
少ない件数でも使えますか?
今回は12件で実演しました。少数だからこそ、分類された元の回答を1件ずつ照合できます。母集団全体の傾向とは分けて扱ってください。
カテゴリを自分で指定できますか?
「接客・価格・在庫・その他に分けて」のように分類先を依頼に含められます。今回の実演ではカテゴリ名をAIに提案させました。
集計の誤りはどう確かめますか?
1回答1カテゴリなら、合計件数と回答数を比べ、同じ回答番号の重複や欠落を確認します。カテゴリ名だけで意見の賛否を判断しないことも大切です。